ムーンウォーカー
<1988年/アメリカ/93分/東宝東和>
原題:MOONWALKER
スタッフ
監督: Jerry Kramer ジェリー・クレイマー
Colin Chilvers コリン・チルヴァース
製作: Dennis Jones デニス・ジョーンズ
Jerry Kramer ジェリー・クレイマー
製作総指揮: Michael Jackson マイケル・ジャクソン
Frank Dileo フランク・ディレオ
原案: Michael Jackson マイケル・ジャクソン
脚本: David Newman デイヴィッド・ニューマン
撮影: John Hora ジョン・ホラ
SFX: Rick Baker リック・ベイカー
音楽: Bruce Broughton ブルース・ブロートン
字幕: 戸田奈津子 トダナツコ
キャスト(役名)
Michael Jackson マイケル・ジャクソン (Moonwalker)
Sean Lennon ショーン・レノン (Sean)
Kellie Parker (Ketty)
Brandon Adams ブランドン・アダムス (Geek)
Joe Pesci ジョー・ペシ (Mr._Big)
内容:(キネ旬DBより)
今世紀最大のエンターティナーと呼ばれ、ステージでも華麗なその姿を見せるスーパースター、マイケル・ジャクソン。しかし彼の私生活は、完全に謎のべールで包まれていた。実は彼は、地球の愛と平和を守るため愛の守護神コスモから遣わされた「ムーンウォーカー」という名の使者だったのである。ある日、友人である3人の孤児たちとともにピクニックに出かけたマイケルは、ふとしたことからミスター・ビッグ(ジョー・ペシ)率いる暗黒組織のアジトにもぐり込んでしまう。そこでマイケルは子供たちを麻薬漬けにして世界を支配しようとしている彼の企みを知るのだった。持ち前のコスモパワーで「ムーンウォーカー」に変身した彼は、暗黒組織を叩きつぶし、子供たちを悪の手から救い出すのだった。
少年役のショーン・レノンというのは、名曲「Beautiful Boy」でもおなじみの、ジョン・レノンの息子。ポールとデュエットしてみたり、ビートルズの曲の版権を取得したりと、ビートルズにはこだわるマイケルである。
映画を見終わってからデータ収集のために訪れた
キネ旬DBというサイトで上記のあらすじを読んだのだが、
映画を見ただけではわからない設定まで書いてあった。
とくに
実は彼は、地球の愛と平和を守るため愛の守護神コスモから遣わされた「ムーンウォーカー」という名の使者だったのである。
というくだりには、そんなこと
本編中ではひとことも語られていなかったために衝撃を受けた。
さすがキネマ旬報といえる。
ちなみにアマゾンには
データ自体なかった。
さてビデオをセットすると本編が始まるわけだが、冒頭から30分間ほどはマイケル・ジャクソンの
ビデオクリップしか流れないため、何のビデオを借りてきたのか混乱してしまうハメになる。
マイケル・マジックである。
マイケルファンでない人はここで見るのをやめてしまうかもしれないが、
ファンでもなければ観ない映画であるとも言えるので結果オーライだ。
それに本編よりこっちのほうが面白……いや、何でもありません。
ビデオクリップ集が終わると、唐突に本編が始まる。
始まってわかることは、さっきまで観ていたクリップ集はストーリーと
何の関係もないということである。
これを
損ととるか得ととるか。
ぼくは得したと思いたい。
さて麻薬組織の基地を発見してしまったために命を狙われるマイケル。
追跡をかわして逃げ込んだバーで
踊り狂っているスキに、友達の少女ケイティがさらわれてしまう。
基地まで助けに乗り込んだマイケルだが逆に捕えられ、組織のボス(ジョー・ペシ)はケイティに麻薬を注射しようと迫る。
絶体絶命のピンチに、突如マイケルの顔が
メカに変化しガパッと展開。
そのまま全身メカになり、
がしゃがしゃ変形し続けるマイケル。
ミサイルを撃ったりバリヤーを張ったりしながら、あっけにとられる組織の手下を次々に粉砕していくマイケル・ロボ。
「のぉーーーーーーーーーーーーーっ」
なおもがちゃがちゃ変形を続けながら、叫びとともに基地を破壊。
5分間もかけた変形が終わる頃には、麻薬組織はジョー・ペシ以外全滅させられていたのであった。
ちなみにマイケルが変形したものは
宇宙船。
なぜ。
飛び立とうとするマイケル宇宙船だったが、ジョー・ペシの熱線砲により撃墜されてしまう。戦いを見守っていた子供たちにまでその照準が向けられたとき、マイケル宇宙船復活。
「のぉーーーーーーーーーーーっ」
絶叫ビームで熱線砲もろともペシを爆破、こんどこそ飛び去っていくのだった。
見送る子供たち。
「マイケルはどこに行くの」
「宇宙よ」
なぜ。
「さよなら、マイケル……」
事件後、しょんぼりしている子供たちのもとに歩み寄る影。
「
帰ってきたのね、マイケル!」
だからなぜ。
マイケル・ジャクソンの魅力あふれる本作はメガドライブソフトとしてゲーム化もされていて、こちらも怪作。
プレイヤーはマイケルを操作、悪者をなぎ倒しつつ、囚われた女の子を助けていくアクションゲームだ。難易度は高いものの、動きや音楽はさすがによくできていて、映画を観たあとではかなりハマれる1本。
とはいえ主人公がマイケルなので、当然のように
狙い以外のツボも存在する。
ジャンプや攻撃のたびに
「ぽーぅ!」
と叫び、攻撃を受けると
「アゥッ!」
と叫ぶ。
特殊攻撃の帽子投げのときは
「しゃっ!」
である。
ふざけているようだが、
マイケルなので仕方がない。
さらにマイケル最大の必殺技が素晴らしい。
発動するとマイケルが片手を突き上げ
「ぽーーーーーーぅ!」
と叫ぶ。
すると出現していた敵がささっとマイケルの周囲に
整列。
BGMに合わせて
全員で踊り始めるのである。
敵は人間以外に犬やカラスなどもいるが、そいつらもちゃんと踊る。
ゾンビ面では踊りも「スリラー」に。
ひとしきり踊ると敵はばたばたと倒れて消滅。
踊りに巻き込んで倒すという、前代未聞の必殺技なのであった。
さらに10年後のゲーム「スペースチャンネル5」「同・PART2」では「
スペースマイケルジャクソン」としてゲスト出演。
スペースマイケルの勇姿(つやつや)
わざわざ
新録音した
「ぽぅ!」
「ふーっ!」
などのボイスとフルポリゴンの踊りを見せてくれるのであった。
上記のように仕事を選ばないマイケル。
その真骨頂は、ゲスト声優としてアニメ「シンプソンズ」で演じた
「自分をマイケル・ジャクソンだと信じきっている、精神病院入院患者の白人(デブ)」
という役だろう。
この回をたまたまテレビで観て
唖然とした覚えがある。
選んだ結果としてこの調子なんだったら、それはそれで尊敬に値するが。
「僕を笑うやつは泣かすぞ!」
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