ワイルドゼロ
<1999年/ギャガ・コミュニケーションズ/98分>
スタッフ
監督・脚本・プロデューサー: 竹内鉄郎 タケウチテツロウ
製作: スミス
プロデューサー: FURUTA KAICHIRO フルタカイチロウ
脚本: 高木聡 タカギサトシ
撮影: 小林基己 コバヤシモトキ
編集: KUBOTA TOMOE クボタトモエ
スチール: 鈴木陽子 スズキヨウコ
音響効果: HAYASAKI KOICHI ハヤサキコウイチ
SUZUKI HIROTO スズキヒロト
エグゼクティブプロデューサー: TANAKA KAZUHIKO タナカカズヒロ
チーフプロデューサー: SAKAI YOICHI ササキヨウイチ
TAKEMOTO KATSUAKI タケモトカツアキ
製作担当: 野坂麻子 ノサカマサコ
技術監督: 小林基己 コバヤシモトキ
美術アドヴァイザー: INAMURA AKIHIKO イナムラアキヒコ
スタイリスト: 篠原さおり シノハラサオリ
特殊効果: KOBAYASHI ATSUO コバヤシアツコ
CG: 小林淳夫 コバヤシアツオ
特殊造型: 片岡紀和 カタオカノリカズ
: SHIMIZU SATORU シミズサトル
助監督: 高木聡 タカギサトシ
鷹野原均 タカノハラヒトシ
笹目康一 ササメコウイチ
照明: 鈴木大地 スズキダイチ
闘技監督: 柴原孝典 シバハラタカノリ
キャスト
ギターウルフ:SEIJI
ベースウルフ:BILLY
ドラムウルフ:TORU
遠藤雅 エンドウマサシ:ACE
シティシャイ・クワンチャイル:トビオ
稲宮誠 イナミヤマコト:キャプテン
仲条春香 ナカジョウハルカ:山崎
種子 タネコ:ハナコ
森下能幸 モリシタヨシユキ:トシ
マサオ :マサオ
並樹史朗 ナミキシロウ:近藤
田脇総徳 タワキサトノリ:森
村田暁彦 ムラタアキヒコ:俊夫
榎並あさ子 エナミアサコ:アイドルガール
江川加絵 エガワカエ:羽衣天女
江川加絵 エガワカエ:ジャンキー女
菊池七変化 キクチシチヘンゲ:子分
蹄ギガ テイギガ:子分
瀬名中央紀和 セナチュウオウノリカズ:店員
スージー:鼻血女
宮内靖彦 ミヤウチユスヒコ:一男
西澤忍実 ニシザワシノミ:叫ぶ女
MASA マサ:作業員
野添高彦 ノゾエタカヒコ:作業員
スミス :死体
ハッチャク :赤いミニワンピースゾンビ
池澤春菜 イケザワハルナ:DJ
MURAKAMI AKIHITO ムラカミアキヒト:老人
MUSUMI TAKASHI ムスミタカシ:事務員
ASADA YOKO アサダヨウコ:トビオの声
YANAGA KAZUKO ヤナガカズコ:山崎の声
MISHIMA YUTAKA ミシマユタカ:ラジオのパーソナリティ
TAKASUGI KODAI タカスギコダイ:アナウンサー
内容(Yahoo!ムービーより):
ロックンローラーがゾンビと戦う、バイクにUFOにセクシーありのB級アクション・おバカ・ムービー。監督はウルフルズ、スピッツ等のビデオ・クリップを手がけた竹内鉄郎。あまりの低予算のためタイでのオール・ロケを敢行。超人気バンドにして最強のタフガイ=ギターウルフに憧れる少年エースは、ふと立ち寄ったガソリンスタンドで可憐な少女トビオと出会い再会を誓う。次いで訪れた街はゾンビに占領されていた。エースはトビオが心配になり慌てて引き返すが、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。その時、ギターウルフが立ち上がった。
全編タイロケを敢行し、なぜかタイ警察やタイ国軍までが全面協力してくれて完成した映画。
そのおかげで、銃器をぶっ放したり大爆発を起こしたりと、日本映画でありながら、とにかく見た目の派手な作品である。
とあるライブハウスで、そこを取り仕切る変態男「キャプテン」と対立してしまったギターウルフの3人。
ホットパンツがまぶしいキャプテンの勇姿。
偶然その場に居合わせた、彼らに心酔する少年・エースは、キャプテンがギターウルフに銃を向け
「ロッケンロールの時代は終わったんだよ!」
と叫ぶのを聞き、思わずその場に乱入。
「ロッケンロールは終わっちゃいねぇ!
ロッケンロールは不滅なんだよ!」
啖呵もむなしく殴り倒されてしまうが、その隙を突いたギターウルフの反撃で、一同は難を逃れることができた。
ギターウルフは自分とエースの手の甲をナイフで切り、その傷を合わせて契りを交わす。そして
「ヤバいときにはコレ吹きな」
と笛を手渡すのであった……ってマグマ大使か。
そのころ各地にUFOが飛来、同時にゾンビが発生し始めていた。
ギターウルフと別れたエースは、トビオという名のボーイッシュな外国人少女と出会って一目ぼれ。
ボーイッシュなのも道理。
彼女を守って一緒にゾンビから逃げ、イイ雰囲気に持ち込むが、
じつはトビオは男であった。
さすがタイという展開だが、とにかくショックのあまりトビオを放り出し、頭を抱えるエース。
そこにギターウルフの幻が現れ、ズバリ一言。
「愛に国境も男も女も関係ねー!
やーっちまえーーーっ!!」
がぜん奮起したエースは、トビオを探しに飛び出すが、待ち構えるゾンビの群れに、たちまち囲まれてしまう。
にっちもさっちもいかなくなったエースは、満を持して笛を吹くのであった。
隣町のライブハウスで笛の音を聞きつけたギターウルフの3人は、エースのもとへ向かう途中、偶然この街を訪れていた
戦争屋の女がゾンビに襲われているのを発見。気合を込めた
無数のギターピックを手裏剣のごとく飛ばし、ゾンビたちをなぎ倒す。
しぴぴぴぴぴ。
このあたりから話の流れが
一気にデタラメになっていくので、まじめに映画を観る人にはオススメできないが、嗜好が小学生レベルの人とかはすごく喜ぶ展開だと思う。それはぼくだが。
さて女から武器を調達したギターウルフは、ようやくエースと合流。
「ロッケンロールを信じろ!」
ロッケンロール魂を注入されたエースは、単身トビオ救出に走る。
いっぽうギターウルフは、冒頭の恨みを忘れられずに追ってきたキャプテンとの対決に挑む。
尻をクイクイ振りながらしつこく迫るキャプテンに対し、切れた電線から高圧電流をお見舞いするギターウルフ。
焼け死んだかに見えたキャプテンだったが、逆に
電気エネルギーをたくわえ、目からエレキビームを発射してギターウルフを追い詰める。
「もう、ついてこれるヤツだけついて来い!」
最強かと思われた電気キャプテンだったが、駆けつけたベースウルフ&ドラムウルフの放ったバズーカ砲によって、今度こそ木っ端微塵になってしまった。
もはや
ゾンビなどどうでもよくなってきたが、そんな空気を察知してか、一同の頭上に巨大なUFOの母船が迫ってきた。
するとギターウルフは、やおらビルの屋上に上り
「ロッケンローーー!!」
叫びとともにギターを握り、そのままスラリと抜き放つ。
彼のギターは、ネックの部分が柄になった、
仕込みギターだったのだ!
弦は。
ギターウルフの頭上を通過するところへ刀を突き立てられ、
まっぷたつにされて爆散するUFO母船。
それと同時に、街に溢れるゾンビたちも、ただの死体に戻るのだった。
こんなありさまなので、ふつうのゾンビ映画だと思って観た人は目を丸くすること請け合いだが、血もそれなりに出るし、爆発は派手だし、
ロッケンロールだしで、何か呆気に取られるような映画を観たいなという向きには強力にオススメできると言える。
冒頭で「タイ国軍も全面協力」と書いたが、「映画秘宝」vol.13(1999年9月)によると、
「軍人とその家族が号令のもとに召集されて
ゾンビメイクされて」
というような協力もあったという。
軍に入ったばっかりに。
火を見るとわけもなく興奮する層に向けた映画でもあり、劇中ではいろんなものが火を噴いている。
ギターウルフのマイクは彼のシャウトで火を噴き出し、狼バイクもマフラーから炎を上げて走り出す。
コードは。
カウル部分はギターウルフ自作。
終盤では、とりあえず燃やしときゃいいだろうぐらいの勢いで、街のあちこちがメラメラ燃えていたのであった。
上記紹介では端折ったが、ゾンビに襲われるトシ&ハナコというブサイクカップルもいい味を出していた。
「恋人がゾンビになっても愛せるか?」
という案外重そうなテーマを、いかにも取ってつけましたと言わんばかりに、
本筋と無関係に展開。
最終的には2人ともゾンビになり、世界初(たぶん)のゾンビ同士のキスシーンを演じて見せた。
ロマンチックゾンビ。
意味とか内容とかはいいんだよ、ロッケンロールなんだから。
そう考えさせられると言うか、
そうとしか考えようのない1本であった。
ニクいほどの余裕。
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