無人の廃墟と化した街にたった一人。
そんなシチュエーションにズキュンと胸をうたれる人のための、ゴーストタウン映画祭。
その2本目は、グっと時代が新しくなった2002年の作品だ。
28日後... 特別編
<2002年/イギリス/114分>
原題:28 Days Later
配給:20世紀フォックス映画
スタッフ
監督: Danny Boyle ダニー・ボイル
製作: Andrew Macdonald アンドリュー・マクドナルド
脚本: Alex Garland アレックス・ガーランド
撮影: Anthony Dod Mantle アンソニー・ダット・マンテル
音楽: John Murphy ジョン・マーフィー
美術: Mark Tildesley マーク・ティルデスリー
編集: Chris Gill クリス・ギル
衣装(デザイン): Rachael Fleming ラファエル・フレミング
字幕: 松浦美奈 マツウラミナ
キャスト(役名)
Cillian Murphy キリアン・マーフィ (Jim)
Naomi Harris ナオミ・ハリス (Selena)
Megan Burns ミーガン・バーンズ (Hannah)
Brendan Gleeson ブレンダン・グリーソン (Frank)
Christopher Eccleston クリストファー・エクルストン (Major Henry West)
Leo Bill レオ・ビル (Private Jones)
Ricci Harnett リッチ・ハーネット (Corporal Mitchell)
Stuart McQuarrie スチュワート・マッカリー (Sergeant Farrell)
Noah Huntley ノア・ハントリー (Mark)
解説
死のウィルスにより廃墟になった世界での生き残りを描く恐怖映画。監督は「ザ・ビーチ」のダニー・ボイル。脚本は「ザ・ビーチ」の原作者だったアレックス・ガーランド。撮影は「ジュリアン」のアンソニー・ドッド・マントル。音楽は「容疑者」のジョン・マーフィ。美術は「24アワー・パーティ・ピープル」のマーク・ティルデスリー。衣裳は「ブリジット・ジョーンズの日記」のレイチェル・フレミング。出演は「ザ・トレンチ 塹壕」のキリアン・マーフィ、
「えびボクサー」のナオミ・ハリス、「24アワー・パーティ・ピープル」のクリストファー・エクルストン、「がんばれ、リアム」のミーガン・バーンズ、「ギャング・オブ・ニューヨーク」のブレンダン・グリーソンほか。
ストーリー(Yahoo!ムービーより):
怒りを抑制する薬を開発中のとある霊長類研究所。ある夜、精神を冒し即効性の怒りを発するウィルスに感染している実験用チンパンジーが、侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。その直後、活動家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる…。28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていたバイク・メッセンジャーのジムは、ロンドン市内の病院の集中治療室で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出したジムは、そこで驚くべき光景を目にする…。
前回紹介した『地球最後の男 オメガマン』の影響を色濃く受けたと思われる作品で、設定や物語運びなどに、いくつか共通する部分が見られる。とはいえリメイクではもちろんなく、オメガマンを知っていればより楽しめる、という感じだ。
発端はどこかの研究所。
そこの実験用の猿が感染していた
「レイジ」(rage=激怒)という名のウイルスが広まってしまった。
ひとたびこのウイルスが体内に侵入すると、感染者は
数秒のうちに発症。
それはいくらなんでも早すぎるだろうという声もあると思うが、映画的にはこのくらいダイナミックでも面白いといえる。
感染者たちは、普段はぐったりしているが、感染していない人間を見つけるや、
怒り狂いながらものすごい勢いで追いかけてきて、その人間を
全力でボッコボコにしてしまうのである。
「お前が嫌いなんだよ!」(本当にこう言ってる)
なんという恐ろしさであろうか。
しかも
集団で来る。
そのあまりの猛威に、ロンドンは28日間で廃墟になってしまっていた。
主人公ジムが交通事故から目覚めたのは、間の悪いことに、そんなときのことであった。
病院で目覚めた彼は、院内はおろか、街からも人が消えていることに戸惑いながらさまよい続ける。
戸惑っているわりに、破壊された自販機から缶ジュースが転がっているのを、
ちゃっかりいただいたりしているが。
ぽつーん。
やがて感染者の巣窟に迷い込んでしまった彼は、当然のごとく追いかけられてピンチに陥ったところを、若い黒人女性セレナとその仲間に助けられる。
さらに、マンションの一室に立てこもって助けを待っていた、フランクとハンナの父娘と合流。
一行は、フランクが受信したラジオ放送を頼りに、軍が助けを用意しているというマンチェスターへと向かうのだった。
ところがそこにいた軍隊は、人類存続の名の下に、助けた女を
共有しようとしていたからさあ大変。セレナとハンナを奪われ、ジムは放り出されてしまう。
それまでいいところのなかった、というよりむしろヘタレていたジムは、ここぞとばかりに
大反逆に打って出る。
いきなりの
キャラ変更に戸惑う観客を尻目に、軍を奇襲。
戦闘のプロを相手に目を見張る強さを発揮し、さらにモルモットとして囚われていた感染者を解き放って、基地を壊滅状態に陥れるのであった。
このへんちょっと『死霊のえじき』の匂い
(バブ臭)を感じる展開ではある。
そのせいか、よくゾンビ映画であるかのように紹介されているが、そう思って観ると裏切られることになるので注意が必要だ。
前半は崩壊後の世界を旅するロードムービー、後半はボンクラへのサービス&ストレス解消と思って観るといいかもしれない。
さて、ゴーストタウン映画としての見どころは、まず序盤、ジムが無人のロンドン市内をさまよう場面だ。
記念写真はこちらで。
横転した2階建てバスなど、素人目にもロンドンだとわかりやすい配慮がきいた、
親切な廃墟だといえる。
しかしやはりいちばんグッとくるのは、フランクの運転するタクシーでマンチェスターまで旅する道中だろう。
『ゾンビ』以来の人類の憧れ。
ボンクラの夢である、ゴーストタウン名物
「ショッピングセンターで好きなものを好きなだけゲット」のコーナーもちゃんとあるし、イギリスならではののどかな田園風景も登場したりする。
妖精ぐらいいてもおかしくない景色。
こういう風景を見ていると、やっぱり人類絶滅後に備えて車の運転ぐらいできないといかんかなと、切に思わされるのであった。
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