いまはどうか知らないが、ぼくらのころの小学生は
大雑把で残酷であった。
ぼくらのころと言われても漠然としすぎているので説明すると、だいたい25年ぐらい前だ。
25年前というと、はっきり「昔」といっていいほど過去である。
昔のことは知ったこっちゃないよという人は読み飛ばしてもらって構わない。
昨日の記事を書いていて思い出したのだが、小学生のころのぼくらはイヤなことはたいがい
「呪い」で済ませていた。
車に轢かれたか何かで通学路に猫が死んでいる。
それをべりべりひっぺがして道路脇とかにお墓を作る。
今思うとそれは
善行なのだが、そんな行為をした人に向かってぼくらはこう言っていた。
「呪いがつく」
あと犬とか人のウンコ踏んだ者に対しても「呪いがつく」と言っていた。
つくというぐらいだから、その人に触られると呪いが自分に移るのである。ウンコを踏んでもいないのにウンコ踏んだ扱いにされてしまうのだから、呪いというのがいかに恐ろしいかお判りいただけるだろう。
しかし、これらの呪いはある概念でもって簡単に防ぐこともできた。
「バリヤー」である。
地方により違いはあると思うが、ぼくの田舎では、人差し指に中指をフックさせ「バーリヤー!」と叫べば
免疫完了であった。
いちどバリヤーを張ってしまえば、たとえ
ウンコ踏んだその足で蹴られようが呪いは移らないので、たいへん便利な概念といえる。
バリヤー
一方、呪いの持ち主は誰かにタッチして呪いを移さない限り
呪われた少年扱いされてしまうので、まだバリヤーを張っていないクラスメイトを必死に探してタッチしなければならなかった。
しかしだいたい誰かに呪いをつけるときは、そいつをからかいたくてやっているものだから、呪いがタッチで別の誰かに移ってしまうと困ることになる。
ここで新たなバリヤーが登場する。
「宇宙全体地球全体
死ぬまでバリヤー」
である。
大きく出た。
誰か一人がこのバリヤーを張れば、文字通り
宇宙全体に効果が及ぶという画期的なものだ。しかも効力は唱えた者が死ぬまで持続する。
ぼくも何度かこのバリヤーを張って、ウンコ踏んだ呪いなどから宇宙を守ったことがある。
つまりぼくが死ぬと、宇宙がほんのちょっぴり
不潔になってしまうのである。
頑張って生きようと思いました。
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