社会の窓からこんにちわ

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【2015.04.27 Monday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
スペース・モンスター◇かわいそうなかに。


(ジャケット画像なし)

スペース・モンスター
1965年 73分 モノクロ


別邦題:宇宙怪獣の恐怖
原題1:SPACE MONSTER
原題2:FIRST WOMAN INTO SPACE
原題3:SPACE PROBE TAURUS
原題4:FLIGHT BEYOND THE SUN
原題5:VOYAGE INTO THE SUN

製作:AIP(アメリカ)

■スタッフ■
脚本・監督:レオナルド・カッツマン Leonard Katzman
製作:バート・トッパー Burt Topper
撮影:ロバート・トベイ Robert Tobey
編集:ロバート・S・アイゼン Robert S. Eisen
   ジョン・ショウス John Shouse
音楽:マリリン・スカイルス Marlin Skyles
特殊メイク:ドン・ポスト Don Post
特殊効果:ジョー・ゾマー Joe Zomar
ミニチュア:B・T・インダストリーズ B.T. Industries
エイリアン製作:ハーランド・スターツ・エンタープライズ Harland Stretz Enterprises

■キャスト■
フランシーヌ・ヨーク(リサ・ウェイン博士/女性乗組員) Francine York
ジェームス・B・ブラウン(ハンク・スティーブンス大佐/ホープ1号船長) James B. Brown
バインズ・バロン(ジョン・アンドロス博士/乗組員) Baynes Barron
ラス・ベンダー(ポール・マーティン/乗組員) Russ Bender
ジョン・ウイリス John Willis
ロバート・リジョナイア Robert Legionaire
ジム・マッキン Jim Maclin
フィリス・セルズニク Phyllis Selznick
ジョン・ローマ John Loma 他


深夜放送で観た、A級でない映画たちの中の1本。

「人間人形の逆襲」では原題が3つもあったが、本作はなんと5つ
さらにぼくが持っているビデオ(TVからの録画)では
FIRST WOMaN IN SPaCE
となっていて、題名なんかどうでもいいといわんばかりの混乱ぶりである。

いっぽう邦題の「スペース・モンスター」というのはTV放映タイトルで、これまた「宇宙怪獣の恐怖」という別題がある。日本では劇場公開なんかしていないし、ビデオがあるという話も聞かないから、たぶんこちらは未公開時代に通り名として付けられた邦題なのかもしれない。


物語は、人類移住の可能性を求めて惑星タイロスを調査するため、4人乗りのロケット・ホープ1が地球を出発するところから始まる。
ホープ1は昔懐かしいエンピツ型のロケットであるが、物語の舞台はいちおう西暦2000年である。

乗組員は、船長のハンク大佐、いまいち役割不明の男ジョン、コンピューター技師の老人マーティン博士、そして紅一点の生物学者リサ・ウェイン博士だ。原題のひとつ「宇宙最初の女」というのはリサのことらしい。
出発早々「女はこの任務に向かない」と堅物ぶりを発揮するハンク船長や、水着女性と戯れる夢を見たりリサを口説き倒したり軟派に徹するジョンらを乗せて、ホープ1は宇宙を進む。

やがて進路に、こけしに尾翼を付けたような正体不明の宇宙船が現れる。見ようによってはちょっとエッチな形であるが、宇宙に静止するその船はどうやら異星のもののようだ。

開巻15分であっさり訪れた、地球外文明とのファーストコンタクト。

通信にも応答がないため、ハンクとジョンは宇宙船に接舷して乗り込むことにした。
宇宙空間だというのにドアも何も開けっ放しの船内は、謎の文字や見たこともない機械がまばらにちりばめられていた。

そこへ突然背後から現れる、気の弱そうな宇宙人

気の弱そうな宇宙人(脳みそむき出し)。
「ご、ごめんなさい…」


真空だというのに宇宙服を着ていないどころか、写真ではわかりづらいが脳みそまで丸出しで、オーレン石井のようである。大丈夫か。

友好を求めようと近寄って手を差し出すと、宇宙人は突然ジョンに襲い掛かってきた。
迷わず射殺する船長。

宇宙人にしてみたら、勝手に入ってきた見知らぬ生き物が近寄ってきたから応戦しただけなのに、いい迷惑といえる。


宇宙人の死と同時に船の制御がきかなくなり、放射線量が増大を始めた。
「重力で地球に落ちたら大変だ」
迷わず宇宙船を爆破する船長。

その決断のほうがよっぽど大変である。

宇宙船を木っ端微塵にし、2人はホープ1に帰還。
留守番のサリーに宇宙人の容姿を尋ねられた船長はこんなことを言う。

「首から下は人間そっくりだった。
 だがが……まさに悪夢

失礼にもほどがあるといえる。


無礼のバチが当たったのか、宇宙空間だというのにメラメラ燃える隕石群に襲われるホープ1。案の定故障して、たまたま進路上に現れた謎の惑星に不時着することにした。

ところが着陸の際、陸地を通り過ぎて海中に突入してしまう。
海に沈んだまま身動きできないホープ1。

と、そこに突然地響きが。
モニターに映し出されたのは、巨大海中生物の群れだった。
「あれは何なの?!」
恐れおののくサリー。
「巨大生物だ」
「なんて恐ろしい……」

こう文字で書くと一大事だが、画面に映し出された巨大生物はごらんの通り。

かわいらしいサワガニさん。

かわいらしいサワガニ。


緊張感だいなしといえる。


そんな巨大生物の襲撃をやり過ごした一行は、せっかくだからタイロスの替わりにこの惑星を調査してはどうだろうという結論に達する。それまでいいところのなかったジョンが志願し、陸上に上がってサンプルを採取してくることに。

ところがサンプルを採取したはいいが、泳いでホープ1に戻る途中に高島忠夫似の半魚人の襲撃を受け、そのキズがもとで帰還するなりジョンは絶命してしまう。

なぜ半魚人。

老け顔の半魚人。
長門裕之にも似ている。


ジョンも立て続けに宇宙人に襲われたり半魚人に襲われたり、まるで松島トモ子のようである。



ジョンが命と引き換えに持ち帰ったサンプルを分析し、この星が移住可能だと判断を下すリサ。
それはいいが、報告を信じて移住してきた人々はかにや半魚人に悩まされることになるのか。

宇宙船の故障も直り、いよいよ地球に帰還するときがやってきた。
そこへまたしても襲いくる巨大生物。
という設定のもと、画面上ではサワガニ数匹が水槽に入れたミニチュアロケットとたわむれているわけだが。

「シールドを作動させてショックを与えれば撃退できるだろう」
シールドのスイッチを入れる船長。
するとサワガニさんたちはビクンと痙攣、そのまま崩れ落ちるのであった。

どう見ても水槽に電気を流して撮影したように思えるが。


行く先々で非道を繰り返しながらも無事脱出したホープ1。
交信の回復した地球に向けて、発見した惑星の名前を告げる船長。
「アンドロス1」
それは尊い犠牲となったジョンのファーストネームであった……。

って感動的に終わらせようとしてもそうは行かないぞ、という作品である。

小学生が書いたSF大冒険みたいなストーリーは素朴で好ましいが、都合2回ほど感電させられるサワガニがかなりかわいそうなので、そこは糾弾しておきたい。

逆に評価できる点としては、この手の映画にしては宇宙船内の機械類がしっかり作られているところ。それ以外の部分はおおむねデタラメなのが惜しまれる。


ところで、この映画を観るたび思い出すのが、としまえんにあった体感アトラクション
「アストロノーツ」である。
エンピツ型ロケットの形をした筐体で、乗り込むと6人ぐらい座れるようになっている。
正面にはスクリーンがあり、そこに映し出される映画にあわせて船体ががたがた揺れるのだ。ディズニーランドにあるスターウォーズライドと同じ仕掛けのアトラクションである。

その5分ぐらいの映画が、いまだに記憶から離れない素晴らしいものだった。

客は宇宙探検ロケットの乗組員という設定。
地球を飛び出すとまもなく流星群に襲われる。
「なんてこった!」
叫ぶ船長。
不時着した星では、休む間もなく恐竜や嵐やモンスターの襲撃を受け、そのたびに船長の
「なんてこった!」
を聞くことができる。

ちなみにここで襲ってくる嵐は気象現象であって、ジャニーズのそれではない。
当たり前だが一応断っておく。

オチは、ほうほうの体で地球(なぜか公園)に帰ってくると、じつは船体にモンスターの1匹がくっついたままだったため街中大パニック、というものであった。
シメの台詞はもちろん
「なんてこった!」
である。

ストーリーの流れや唐突感が「スペースモンスター」によく似ているアトラクションであった。
最後に乗ったのは5年ほど前。
客はぼくしかいなかった
でも3回乗った

おそらくもう撤去されているかもしれない。
当時でさえ老朽化したうえ野ざらしだったため、もしもいまだに稼動していたなら奇跡だと思われる。
【2004.10.15 Friday 05:11】 author : 猫パンチ | 映画 サ行 | comments(2) | trackbacks(0) |
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【2015.04.27 Monday 05:11】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
コメント
はっ!この記事見て気が付きました…
原題がたくさんある映画ってやっぱりあるんですね。
アタシ以前に探してた映画でタイトルが見つからなくって。
結局は見つかったんですが。
きっと一番マイナーなタイトルで探していたのかも…。

え〜ん!!宇宙人怖いよー(´;ω;`)
これ夜中に一人で見てたらカニじゃなくて
アタシがビクンと崩れ落ちそうです(笑
【2004/10/15 8:16 PM】 バビゾ |
>バビゾ様

B級以下で60年代ぐらいまでの映画だったら、原題の2つ3つはザラにあったりするみたいですね。邦題も複数あるから余計混乱したりします。

この宇宙人、見た目は怖そうですが、なんかオドオドしてました。ジョンに襲いかかったのも逆ギレっぽかったし(笑)
ここで崩れ落ちても、かにが出てくる場面ではなごめますから大丈夫ですよー。
【2004/10/16 12:31 AM】 猫パンチ |
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