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【2015.04.27 Monday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く◇安岡力也、第2の封印。
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く
1988年/アメリカ/103分


原題:THE TOXIC AVENGER PART
スタッフ
監督 : Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン / Michael Herz マイケル・ハーツ
製作 : Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン / Michael Herz マイケル・ハーツ
原案 : Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン
脚本 : Gay Parting Terry ゲイ・バーティングトン・テリー / Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン
撮影 : James London ジェームズ・ロンドン
SFX : Pericles Lewnes
美術 : Alexis Grey アレクシス・グレイ
字幕 : 菊地浩司 キクチコウジ

出演
Ron Fazio ロン・ファジオ(The Toxic Avebger)
Phoebe Legere フィービー・レジェール(Claire)
Rick Collins リック・コリンズ(Apocalypse INC.)
安岡力也 ヤスオカリキヤ(Bigmac)
関根勤 セキネツトム(Announcer)
桂木麻也子 カツラギマヤコ(Masami)
恐竜 シノブリュウ(Shochikuyama)

あらすじ(Yahoo!ムービーより):
平和が戻ったトロマヴィルの町を核廃棄物貯蔵地にしようとアポカリプス化学社は毒々モンスターのもとに刺客を送り込む。KKK、インディアン、ピグミー族、イヌ男…小物ぞろいの刺客を毒々に一蹴されたアポカリプス社は日本支社の“アンチトロマトン”で毒々を葬るべく、彼を東京におびき寄せようとする。女医に自分の父親が東京にいると吹き込まれ、毒々はウインドサーフィンで日本へと旅立つ。しかし父親(安岡力也)は麻薬を密輸する悪人だった……。


スプラッタで笑いを取りに行くという赤塚不二夫的方法論が図にあたり、一躍ヒット映画となった『悪魔の毒々モンスター』の続編である。

前作で、毒性廃棄物を浴びてモンスターとなった、いじめられっこ青年メルヴィン。無敵の力を手に入れた彼は、モップ片手の残虐ファイトで悪人(いじめっこ含む)を皆殺しにして、町の平和を取り戻したのだった。

彼のビジュアルショックな容姿を気にしない盲目の恋人もでき、ようやく幸せな人生を歩み始めたかに見えたメルヴィンだったが、彼らの町・トロマヴィルには、再び新たな悪の手が迫っていた。
トロマヴィルを産業廃棄物処理場にしようとたくらむ、大企業アポカリプス社がそれだ。

彼らは手始めに、毒物貯蔵用地にしようと、メルヴィンが働く盲人センターを爆破するが、彼はまったくの無傷。
そこで彼を倒すべく、犬男や覆面男、オカマやハードゲイなど、バラバラかつ頼りないメンツで構成された、アポカリプス社いわく「最強の戦士たち」が差し向けられるが、メルヴィンの正義のモップの前にたちまち片付けられてしまうのだった。

おーっほっほっほっほ
「最強の戦士たち」の一例。



毒々モンスターがいる限り、トロマヴィルの制圧はできないと判断したアポカリプス社は、彼の強さの秘密を分析。
自分たちの弱さの秘密も分析したほうがいいんじゃないのという気もするが、ともかくその結果、メルヴィンの体内にあるトロマトンという物質がそのカギだと判明した。
さっそく日本支社にアンチ・トロマトンを作らせるが、その薬品は性質上、アメリカに運ぶことが不可能なシロモノであった。
なぜなら揮発性だから……って、そんならフタをしたらどうか、というのは言いっこなしだ。

だったら毒々を日本に行かせればいいじゃん、ということで利用されたのがメルヴィンの父。
行方不明になっている彼の父「ビッグ・マック」は日本人で、現在東京に住んでいるという情報をメルヴィンに与えたのだ。
喜んだ彼は、さっそくサーフボードで日本に向かう。

太平洋横断。
日本へ移動中。


歌舞伎座前で歌舞伎役者が無意味にポーズを決めていたり、ちょんまげのサラリーマンが街を歩いていたりなど、ある意味期待通りの日本描写を織り交ぜながら、メルヴィンの父親探しは続く。

ちょんまげサラリーマン。
「急ぐでござる」「左様でござる」


悪人に絡まれていたところをメルヴィンに助けられた、頭のネジが抜けた美女・マサミの協力もあり、なんとか「ビッグ・マックは築地にいる」という手がかりをつかむことができたのだった。


そしてようやくめぐりあえた父親は、なんと安岡力也であった。
そんなばかなとも思うが、彼の遺伝子なら毒々モンスターぐらい生まれてもおかしくはなさそうだという説得力はある。

親子の対面。
「これが精子の力ってやつよ……」



しかし皮肉なことに、安岡力也は悪人であった。
……あぁいや、映画の設定の話ですよ。
ってそんなナーバスにならなくてもいいわけだが。

どのくらい悪いかというと、魚の体内にコカインを仕込んで密売したり、白人奴隷を売買したり、マサミの顔面に遠慮のないヤクザキックを見舞ったりするほど悪い。
さらに悪いことには、安岡力也はアポカリプス社の手先でもあったのだ。
アンチ・トロマトンを手に、息子をおいつめる安岡力也。

マフィア顔負けの迫力。
「I'm lovin' it !!」



なお、アメリカ映画である関係上、登場人物は英語も話すのだが、ビッグ・マックとマサミの英語は外国人による吹き替え。
安岡力也のネットリしたオーバーアクションに、ダミ声の英語が非常によくマッチしている。

一方のマサミを演じているのは、当時AVでも活躍していた桂木麻也子。
一人暮らしを始めたばかりの頃、ぼくも大いにお世話になりました……ってそういう話じゃなく、吹き替え音声の話だ。

桂木麻也子。
「日本人」に変装した毒々と桂木麻也子。



彼女の吹き替えボイスは、なぜかとんでもないしゃがれ声で、他に人材がいなかったのか不審に思える出来栄えだ。
アメリカ人で、この映画を観て本当に桂木麻也子があんな声だと思っている人がいたら、出演AVを突きつけてやりたい。

「異議あり!」

……すいません、最近『逆転裁判』にハマってます。


日本人ではもう一人、関根勤も出演者に名を連ねている。
ラジオのレポーターか何かで(役名は伊集院勤)、メルヴィンの行く先々に、狂言回し的に出現するという役どころだ。

劇中、彼がニッポン放送のスタジオでラジオ番組のパーソナリティをやってるシーンがあるが、そこでハガキを紹介するときに
「ペンネーム、腐鮪鯖男(クサレマグロ・サバオ)さんからのおたよりです」
と言っていたので驚いた。

「腐鮪鯖男さんからの……」
背後の惨劇に気付かず仕事をするラビット氏。



腐鮪鯖男というのは、関根勤の飼い犬の名前らしいのだが、こんな昔から使っていたということは、お気に入りのネタなのかもしれない。

また、ほんのワンシーンだが、佃煮評論家というよくわからない役で、永井豪もまったく無意味に出演している。
伊集院勤に女にモテるための佃煮の解説をしていると、メルヴィンにやっつけられた女(安岡力也の手下)が全裸で倒れこんできてウハウハ、というような場面であった。

ビバ・ハレンチ。
豪ちゃんといえば女のハダカ。



長々と脱線したが、襲い来る手下を次々と血祭りに上げ、ついに父ビッグ・マックと対決するメルヴィン。
すると安岡力也は、往来でやおら服を脱ぎ始め、なんとマワシ一丁のスモウレスラーに変身した!

リキシをなめるなよ。
ちなみにマワシには「アポカリプス」と書いてある。



突っ張りでメルヴィンを苦しめる安岡力也だったが、魚屋に突っ込んだところを誤ってサシミにされ、そのまま店頭に並べられてしまうのだった。

リキヤのサシミ。
カマ100円。売るな。


現在だったらこんな役、頼んでも絶対やってくれないと思われる。


ところで、アンチ・トロマトンはどうなった?と気になる人もいると思う。
安岡力也との戦いで、メルヴィンは薬品を浴びたことは浴びたが、
力士とスモウをとったら治った

いや、ほんとにそうなんだから怒らないでほしい。



このあとメルヴィンはトロマヴィルに戻り、タクシーでカーチェイスしたりアポカリプス社を町から追い出したりと大活躍するわけだが、日本でのシーンがあまりにエキサイティングすぎたもんだから、それ以降の物語はホントどうでもよくなってしまう。

よって割愛。


どうしても気になる人は実際に観てみるのもいいかと思うが、観終わったあとの印象は『カブキマン』とどっこいだよ、と警告だけはしておきたい。
とくに、トロマヴィルに戻ってからの展開は、両作品ともほぼ一緒である。


<おまけ>

本文に収めきれなかったキャプチャ画像。


原宿駅前。
映画には竹の子族も出演。


伊集院勤。
メルヴィンと顔芸で張り合おうとする関根勤。


歌舞伎マン。
上記のアレとは関係なし。





【2005.06.27 Monday 20:23】 author : 猫パンチ | 映画 ア行 | comments(10) | trackbacks(1) |
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【2015.04.27 Monday 20:23】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
コメント
わははは。これは見ていませんが、腐ってもトロマですな。って腐っているのか?(^^;;; 日本が出てくるということでも『007は二度死ぬ』を期待したりはしませんけど、ええ。
最近のトロマは何をやってるのかと思って、「http://www.troma.com/」を見たら、「Troma Zonbie Sale 25%OFF」というのをやってました。もちろん、ゾンビを割り引いて売っている訳ではありませんが(^^;。安いDVDって$5.96であるのね(^^;。

【2005/06/27 8:37 PM】 サンタパパ |
>サンタパパ様

ほんとにこの映画、観たあとの印象が『カブキマン』とごっちゃになりますよ。
やってることもだいたい同じですしねー。

最近は映画制作よりも、資産活用やプロデュースのほうで儲けようとしているらしいですな、トロマ。
「ゾンビ25%オフ」と言われて、値段じゃなくて、ゾンビの肉体が25%ぐらい欠損したものを売りつけられたら恐ろしいなと思いました(笑)
【2005/06/27 8:52 PM】 猫パンチ |
BBSでトロマと書いてあったので、もしや…と思ったらやっぱり!
毒々かな?と予想はしてたけど「東京へ行く」だとは思いませんでした(笑
これ未見ですが、間違いなく好きな類だと思います。
【2005/06/29 9:26 AM】 バビゾ |
>バビゾ様

うはは、読まれてましたか〜。
ぼくは1作目より、こっちのほうが好きだったんで取り上げてみました。
格闘シーンとか無駄に長いですが、たぶんバビゾさんもお好きなテイストなんじゃないかと思いますな。

しかしこれ、知ってる景色がちょいちょい出てくるので、背景ばかり気になって困りました(笑)
【2005/06/29 10:18 AM】 猫パンチ |
こんかいのきじはむずかしいかんじがおおいので、「ひらひらのひらがなめがね」(http://www.hiragana.jp/index.html)にいれてよんでみたら、このように↓ぼくでもかんたんによめるようになりました。

http://trans.hiragana.jp/ruby/http://cat-punch.jugem.jp/?eid=95

【2005/06/29 8:21 PM】 さんたぱぱ |
>さんたぱぱさま

うはは、このさいとは しってます〜。
たまに いろんなさいとに ふりがなつけて たのしんでました。
ふりがながつくと、なんだかやさしいかんじになりますね。どくどくなのに。
あと、こめんとらんのふりがな「かっこわらい」にはまいりました。

ちなみにこの「ひらがなめがね」で、「おどるだいそうさせん」かんけいのさいとをひらがなひょうじすると、しゅじんこうのなまえに かたっぱしから「ちんたおけいじ」とよみがなをふられてしまいますよ。
【2005/06/29 10:03 PM】 ねこぱんち |
まってた!いつか出ると思ってた(笑
こうやって改めて記事を読むと、はじめて毒毒東京編を見たときのなんともいえない脱力感を思い出すことができました。以前これの宣伝コピーどっかに書いた記憶があるんだけどなぁ。もうね、宣伝コピーも最大級にくだらないです!
こういう限りなくくだらない作品を楽しめる人が大好きだわ。ということで自分のことが大好きです。
【2005/07/01 11:51 AM】 めけ。 |
>めけ。さま

うははは、ぼくも自分のことは大好きです!

これの宣伝コピーって、たしか
「スタッフはツカサのウィークリーマンションに宿泊」
とか、そういうやつじゃありませんでしたっけ。
観るほうにとってはホントどうでもいい情報ですな(笑)

「脱力感」ですが、その原因の半分ぐらいは関根勤にあると思います、この映画の場合。
【2005/07/01 1:04 PM】 猫パンチ |
はじめまして、お邪魔しますー。
この映画、すげー観たいです!めっちゃツボ・・・
【2005/07/16 9:49 AM】 ゑびす屋 |
>ゑびす屋さま

はじめまして、いらっしゃいませ〜。
いいツボをお持ちです(笑)
うちで扱ってる映画は、だいたいこんなのばっかりですな。

このビデオ、でかくて古いレンタルショップなら置いてあるかと思いますよ。ぜひ探して観てみてください!
なんとDVDにもなってて、こちらはまだ買える模様です。
【2005/07/16 6:14 PM】 猫パンチ |
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