社会の窓からこんにちわ

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【2015.04.27 Monday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
ムーンウォーカー◇マイケル・ジャクソンがやってくる ポゥ!ポゥ!ポゥ!
ムーンウォーカー
ムーンウォーカー
<1988年/アメリカ/93分/東宝東和>


原題:MOONWALKER

スタッフ
監督: Jerry Kramer ジェリー・クレイマー
Colin Chilvers コリン・チルヴァース
製作: Dennis Jones デニス・ジョーンズ
Jerry Kramer ジェリー・クレイマー
製作総指揮: Michael Jackson マイケル・ジャクソン
Frank Dileo フランク・ディレオ
原案: Michael Jackson マイケル・ジャクソン
脚本: David Newman デイヴィッド・ニューマン
撮影: John Hora ジョン・ホラ
SFX: Rick Baker リック・ベイカー
音楽: Bruce Broughton ブルース・ブロートン
字幕: 戸田奈津子 トダナツコ

キャスト(役名)
Michael Jackson マイケル・ジャクソン (Moonwalker)
Sean Lennon ショーン・レノン (Sean)
Kellie Parker  (Ketty)
Brandon Adams ブランドン・アダムス (Geek)
Joe Pesci ジョー・ペシ (Mr._Big)

内容:(キネ旬DBより)
今世紀最大のエンターティナーと呼ばれ、ステージでも華麗なその姿を見せるスーパースター、マイケル・ジャクソン。しかし彼の私生活は、完全に謎のべールで包まれていた。実は彼は、地球の愛と平和を守るため愛の守護神コスモから遣わされた「ムーンウォーカー」という名の使者だったのである。ある日、友人である3人の孤児たちとともにピクニックに出かけたマイケルは、ふとしたことからミスター・ビッグ(ジョー・ペシ)率いる暗黒組織のアジトにもぐり込んでしまう。そこでマイケルは子供たちを麻薬漬けにして世界を支配しようとしている彼の企みを知るのだった。持ち前のコスモパワーで「ムーンウォーカー」に変身した彼は、暗黒組織を叩きつぶし、子供たちを悪の手から救い出すのだった。


少年役のショーン・レノンというのは、名曲「Beautiful Boy」でもおなじみの、ジョン・レノンの息子。ポールとデュエットしてみたり、ビートルズの曲の版権を取得したりと、ビートルズにはこだわるマイケルである。

映画を見終わってからデータ収集のために訪れたキネ旬DBというサイトで上記のあらすじを読んだのだが、映画を見ただけではわからない設定まで書いてあった。
とくに

実は彼は、地球の愛と平和を守るため愛の守護神コスモから遣わされた「ムーンウォーカー」という名の使者だったのである。

というくだりには、そんなこと本編中ではひとことも語られていなかったために衝撃を受けた。さすがキネマ旬報といえる。
ちなみにアマゾンにはデータ自体なかった

さてビデオをセットすると本編が始まるわけだが、冒頭から30分間ほどはマイケル・ジャクソンのビデオクリップしか流れないため、何のビデオを借りてきたのか混乱してしまうハメになる。

マイケル・マジックである。

マイケルファンでない人はここで見るのをやめてしまうかもしれないが、ファンでもなければ観ない映画であるとも言えるので結果オーライだ。
それに本編よりこっちのほうが面白……いや、何でもありません。

ビデオクリップ集が終わると、唐突に本編が始まる。
始まってわかることは、さっきまで観ていたクリップ集はストーリーと何の関係もないということである。
これを損ととるか得ととるか
ぼくは得したと思いたい。

さて麻薬組織の基地を発見してしまったために命を狙われるマイケル。
追跡をかわして逃げ込んだバーで踊り狂っているスキに、友達の少女ケイティがさらわれてしまう。
基地まで助けに乗り込んだマイケルだが逆に捕えられ、組織のボス(ジョー・ペシ)はケイティに麻薬を注射しようと迫る。

絶体絶命のピンチに、突如マイケルの顔がメカに変化しガパッと展開。
そのまま全身メカになり、がしゃがしゃ変形し続けるマイケル。
ミサイルを撃ったりバリヤーを張ったりしながら、あっけにとられる組織の手下を次々に粉砕していくマイケル・ロボ。

「のぉーーーーーーーーーーーーーっ」

なおもがちゃがちゃ変形を続けながら、叫びとともに基地を破壊。
5分間もかけた変形が終わる頃には、麻薬組織はジョー・ペシ以外全滅させられていたのであった。

ちなみにマイケルが変形したものは宇宙船
なぜ。

飛び立とうとするマイケル宇宙船だったが、ジョー・ペシの熱線砲により撃墜されてしまう。戦いを見守っていた子供たちにまでその照準が向けられたとき、マイケル宇宙船復活。

「のぉーーーーーーーーーーーっ」

絶叫ビームで熱線砲もろともペシを爆破、こんどこそ飛び去っていくのだった。
見送る子供たち。

「マイケルはどこに行くの」
宇宙よ」
なぜ。
「さよなら、マイケル……」

事件後、しょんぼりしている子供たちのもとに歩み寄る影。

帰ってきたのね、マイケル!

だからなぜ。

ムーンウォーカー



マイケル・ジャクソンの魅力あふれる本作はメガドライブソフトとしてゲーム化もされていて、こちらも怪作。
プレイヤーはマイケルを操作、悪者をなぎ倒しつつ、囚われた女の子を助けていくアクションゲームだ。難易度は高いものの、動きや音楽はさすがによくできていて、映画を観たあとではかなりハマれる1本。
マイケルダンス

とはいえ主人公がマイケルなので、当然のように狙い以外のツボも存在する。

ジャンプや攻撃のたびに
「ぽーぅ!」
と叫び、攻撃を受けると
「アゥッ!」
と叫ぶ。
特殊攻撃の帽子投げのときは
「しゃっ!」
である。
ふざけているようだが、マイケルなので仕方がない

さらにマイケル最大の必殺技が素晴らしい。
発動するとマイケルが片手を突き上げ
「ぽーーーーーーぅ!」
と叫ぶ。
すると出現していた敵がささっとマイケルの周囲に整列
BGMに合わせて全員で踊り始めるのである。
敵は人間以外に犬やカラスなどもいるが、そいつらもちゃんと踊る。
必殺技

ゾンビ面では踊りも「スリラー」に。

ひとしきり踊ると敵はばたばたと倒れて消滅。

踊りに巻き込んで倒すという、前代未聞の必殺技なのであった。

さらに10年後のゲーム「スペースチャンネル5」「同・PART2」では「スペースマイケルジャクソン」としてゲスト出演。
スペースマイケル1スペースマイケル2スペースマイケル1スペースマイケル2
スペースマイケルの勇姿(つやつや)


わざわざ新録音した
「ぽぅ!」
「ふーっ!」
などのボイスとフルポリゴンの踊りを見せてくれるのであった。


上記のように仕事を選ばないマイケル。
その真骨頂は、ゲスト声優としてアニメ「シンプソンズ」で演じた

「自分をマイケル・ジャクソンだと信じきっている、精神病院入院患者の白人(デブ)」

という役だろう。
この回をたまたまテレビで観て唖然とした覚えがある。

選んだ結果としてこの調子なんだったら、それはそれで尊敬に値するが。

ぽーぅ
「僕を笑うやつは泣かすぞ!」


【2004.09.26 Sunday 15:52】 author : 猫パンチ | 映画 マ行 | comments(12) | trackbacks(3) |
ザ・キャッチャー◇殺人野球 開幕!
キャッチャー
キャッチャー【字幕版】
<1998年/アメリカ/77分>


製作・監督:イベット・ホフマン/ガイ・クロフォード
撮影:ポール・ディグルシオ
音楽:ポール・アモローシ
編集:スティーブ・ホワイト

出演:デビッド・ヒーブナー  モニーク・パレント
ジョー・エステベス  ショーン・ディリンガム
レスリー・ガレット

内容:(アルバトロスHPより)
世界初のベースボール・パニック・ホラー登場!
少年ジョニーは、父親のあまりにも厳しい野球特訓にぶちきれてついにバットで殴り殺してしまった。それから流れる17年の歳月。罪は社会的には精算され彼は野球選手となった。

だが、実力不足で野球界から抹殺。ジョニーは怒りに燃えた。「今度はおれが抹殺してやる!」。決して癒されることのなかった殺人への衝動が再びよみがえる。

ついに始まった恐るべき復讐!地獄のプレイボールがこだまする。あるものはバットで、あるものはピッチングマシーンで…。ホームベースは打者即死の血に染まる!犠牲者となる選手はいったい 何人になるのか!!


キャッチャーが人を殺すというスポーツホラーである。
上記のストーリーはけっこう適当なので、この通りだと思って見ると大間違いだ。

序盤で撲殺されるジョニーの父・フランク役でジョー・エステベスが怪演を見せている。余談だが彼はマーティン・シーンの双子の弟、ということはエミリオ・エステベス、チャーリー・シーン兄弟の小父さんにあたる。
ちなみにこの父、撲殺された後は幽霊となってジョニーを支配。幽霊となってからは登場シーン全てでげらげら笑っていた。まさに怪演といえる。


マイナーリーグの弱小球団に所属する捕手・ウォーカー。試合では退場くらうわ、彼女には捨てられるわ、チームメイトには怒られるわ、球団からはリストラ宣告されるわと、いろんなところからダメを出されて人生最悪の日を迎えていた。
その夜、キャッチャーマスクで顔を隠した謎の男が球場に出現。居残っていたチームメイトやコーチを次々に殺害していく。

顔を隠しているくせに、わざわざ背中にウォーカーの名前と背番号が書かれたユニフォームを着て歩いている、謎の殺人キャッチャー・通称ジョニーの正体はウォーカーなのか?
球団の女性マネージャー・テリーにも、キャッチャーの魔の手が迫ってきていた……。

と振っておきながら、観ればバレバレなので暴露してしまうが、ウォーカーと殺人キャッチャー・ジョニーは別人である。
ウォーカーが無意味に球場内をウロウロするために紛らわしいが、ジョニーも負けじと無意味にうろつきまわるため、やがて2人はハチ合わせ。客もハナから同一人物だと思って観ていないので、ようやく来たかという感じである。

クライマックスはそれぞれキャッチャーマスクやプロテクター、バットで武装した、ジョニーとウォーカーの一騎打ち。

この映画最大の見せ場、キャッチャーVSキャッチャーである。

女性マネージャーのテリーが見守る中で取っ組み合いを始めるが、双方同じ格好のため、すぐに見分けがつかなくなってしまう。

やがて片方がバットでもう片方をめった打ちにし始める。

ウォーカーが危ない!

そう感じたテリーは折れたバットを拾って、ジョニーの延髄にぐっさりと突き立てる。息の根を止められ、ピクリとも動かなくなるジョニー。
テリーはめった打ちにされていたウォーカーのもとへ駆け寄り、急いでキャッチャーマスクを外すと

「ジョニー!!」


うわぁ間違えた、ってばか者!!

彼女が刺し殺したのはウォーカーのほうなのだった。
テリーはパニックになりながらも、とっさに手にしたバットで、襲い掛かってきたジョニーの頭部をクリーンヒット

キャッチャーを2人とも退治して球場を後にするのであった。


いいのかこんな終わり方で。



【2004.09.24 Friday 13:25】 author : 猫パンチ | 映画 サ行 | comments(7) | trackbacks(0) |
極道恐怖大劇場 牛頭◇哀川翔、リボーン。
極道恐怖大劇場 牛頭
極道恐怖大劇場 牛頭
<2003年/日本/129分>



監督:三池崇史      脚本:佐藤佐吉
製作:曽根晴美      企画:曽根晴美 瀬戸恒雄
プロデューサー:坂 美佐子 前田茂司 向井達矢
音楽:遠藤浩二      撮影:田中一成
照明:吉角荘介      美術:石毛 朗
録音:鶴巻 仁       装飾:坂本 朗
特殊造形:松井祐一    編集:島村泰司
音響効果:柴崎憲治 伊藤瑞樹
助監督:丹野雅仁     製作担当:坂井正徳
製作:オフィスアスク   制作:楽映舎

出演
曽根英樹    哀川 翔

吉野きみ佳   火野正平    冨田恵子
曽根晴美    川地民夫    木村 進
間 寛平    加藤雅也

小沢仁志    遠藤憲一    小沢和義
山口祥行    長門裕之    石橋蓮司

丹波哲郎
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
極道社会に予測不可能な超常現象が起こる、ヤクザたちの熱いドラマと恐怖映画がマッチしたヤクザホラー。奇行が目立つ兄貴分の尾崎を誤って殺してしまった南。目を離した隙に尾崎の死体が消え、2日目の深夜“牛頭”が尾崎からの手紙を差し出す…。

数年前、友人2人と住宅街をそぞろ歩いていて、たまたま目に付いた中華料理屋に立ち寄ったことがある。
築10年といった感じのちょっと古そうな店構えで、ガラス越しに店内を覗くと、お兄ちゃんがテーブル席に座ってテレビを見ていた。
「中華屋って当たり外れあるから」
「でもお客もいるみたいだし、ヘンな店じゃないだろ」
と店に入ると、テレビを見ていたお兄ちゃんが立ち上がって
「ア、イラシャイマセー」
店員かよ。

見た目は高校生ぐらいの、いかにもバイト然としたお兄ちゃんの他に、店内に人の姿はない。
ちょっと不安になったが、調理の段階になったら奥から親方でも呼ぶだろう。ぼくらは水餃子とチャーハンと中華丼を注文した。
注文を控えたお兄ちゃんはそのまま厨房に入り、おぼつかない手つきで鍋に火を入れ……って、きみが作るのですか。
いやでも、ああ見えてじつはすごくうまい料理を作るっていう漫画みたいな展開になるかもしれないし。


水餃子は煮くずれしていた。
チャーハンはばさっとした部分とべっちょりした部分とのムラが目立つものだった。
そして中華丼は、ごはんの上に薄焼き卵をのっけてケチャップをかけたものだった。グリーンピースが乗ってはいたが、

それはオムライスだ。


同行の2人はかなり怒っていたが、ぼくはもちろん大喜びであった。

そんな体験を思い出させる映画である。


これだけではあまりに不親切なので内容にも触れておこう。
といっても「牛頭」においてはストーリーを追うことに意味はないので、思ったことだけぽんぽんと書いていくことにする。
なお裏テーマと思える「母性」についても、深読みしようとすればできなくもないように作られているが、それもまた無意味になりそうなのできっぱりと割愛させていただく。


この映画では、全ての要素が「ズレ」「不安」の方向を向いている。
主な舞台となるマサカズ旅館や、間寛平がたむろするドライブインのたたずまい、丹波哲郎、顔半分が真っ白い火野正平、肛門におたまの柄を差し込む石橋蓮司、名古屋の町並み、丹波哲郎

その中にあって最大級の不安を見せつけるのが、消えた死体・尾崎役の哀川翔である。
ただのチワワを見つけては
「あれはヤクザだけを襲うよう訓練されたヤクザ犬だ」
逆に襲い掛かって叩き殺す。
車に乗っていると
「あれはヤクザをひき殺すために設計されたヤクザカーだ」
と後続車の運転手に銃口を向ける
「奇行が目立つ」どころではなく明らかに狂っているわけで、このキャラクターをもっと観ていたくなるほどスリリングであるが、もっと見せてしまうと完全なコントになってしまうので、途中退場はおそらく正解。
吉野きみ佳から出てくるという復活ぶりも充分狂っていた。
「ポンッ」
てことはないだろう。
総時間の半分も出ていないのに主演、という扱いも納得で、「牛頭」を支配していたのは哀川翔なのであった。

タイトルにもなっている「牛頭」は「ごず」と読む。人の体に牛の頭を持つ、地獄の獄卒である。同じく馬の頭の「馬頭(めず)」とコンビを組んでいるとされる。
映画での牛頭は、乳牛の頭部を持ち、体はブリーフ一丁というアホアホマンのようないでたちであった。

三池監督自ら作詞したというエンディングテーマも素晴らしい。
子供のコーラスで

「牛頭のおじちゃ〜ん」

である。
松本人志が一枚かんでいるのかと思ったが。

この主題歌のシングルが公式HPから買えるらしい。
商品になっていたことにまず驚かされたが。

ぼくは今から注文しに行く。
通販は不安だが、届いたときに割れていたって水につければなおるから問題ないのである。



【2004.09.21 Tuesday 09:19】 author : 猫パンチ | 映画 カ行 | comments(8) | trackbacks(4) |

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