社会の窓からこんにちわ

長文のエントリーが多いので、休み休み読んでいただくのがいいかと思います。
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【2015.04.27 Monday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
フランス万歳◇Sleiphnirで遊んでみた。
ブラウザ「Sleipnir」には、日本語サイトを英語に翻訳するボタンが装備されている。
その実態はエキサイト翻訳へのリンクボタンなわけだが、その機能を使い、たわむれにこのブログを英訳してみた。

英語で表示されると、くだらないエントリーもちょっとしたものに見えてしまうのが面白いが、人力翻訳でないためところどころ誤訳もある。
たとえば『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』のエントリーでは、ある一文がこう訳されていた。


"The person who doesn't believe France should die. "
(訳:フランスを信じない人は死ぬべきです


こんなフランスかぶれなことを書いた覚えはないが、と思って原文を見てみたら、こう書いてあった。



仏様を信じない人は死ぬべきだ」


仏=フランス。
なぁるほど、って「様」はどこへいったんだ。


使っている人はご存知だろうがこの「Sleipnir」、英語サイトを日本語に翻訳するボタンもついている。
これで翻訳された日本語もなかなかなものなので、まだ使ったことのない人はぜひ試してみていただきたい。


例として、漫画版『デビルマン』を紹介している海外サイトを訳してみた。

例1:主人公、不動明のキャラ解説
(原文)
Before his union with Amon, Akira was timid boy. It was often Miki who had to protect herself when she was around him. After his union, Akira is tougher and won't take garbage from anyone. Akira is living with Miki Makimura while his parents are away on a trip. Being so close to Miki enrages some of the boys at his school.

(Excite翻訳)
Amonがある彼の組合の前では、Akiraは臆病な少年でした。 しばしば彼女が彼の周りにいたとき、我が身をかばわなければならなかったのは、三木でした。 彼の組合の後に、Akiraは、より厳しく、だれからもゴミを取らないでしょう。 彼の両親が旅行に出ている間、Akiraは牧村三木と同居しています。 三木のあまりに近くにあるのは彼の学校で何人かの少年を怒らせます。

union→組合となっているが、この場合はデビルマンなので「合体」。
「誰からもゴミを取らないでしょう」ってのは何事だろうか。
take garbage fron anyone→「誰にも負けない」みたいなニュアンスじゃないかと思うが(憶測)。


さらに輪をかけてムチャクチャなのが以下の文。
例2:デーモンの一人、サイコジェニーのキャラ解説
(原文)
Psycho Jenny uses her powers to put Devilman to sleep. While he sleeps, Zenon is able to launch his nuclear missile. Psycho Jenny also uses her powers to awaken the sleeping Satan within Ryo.

(Excite翻訳)
精神病者ジェニーは、Devilmanを寝かすのに彼女の権限を使用します。 彼は眠りますが、Zenonは彼の核弾頭ミサイルを発射することができます。 また、精神病者ジェニーは、Ryoの中で眠っている魔王に目を覚まさせるのに彼女の権限を使用します。

「精神病者ジェニー」。
なんか洋楽の曲名みたいだが。
パワーを「権限」と訳したのが混乱の源と思われる。
「彼は眠りますが」以下の文章もすごいな。
彼の核弾頭ミサイル。エッチな意味ではないと思う。
原作読んでない人には意味の推測すらもできないすっ飛ばしぶりである。

ていうかこれ、もとの文も少しヘンだな。人のことは言えないが。
選択を間違えたかもしらん。
【2005.01.23 Sunday 17:54】 author : 猫パンチ | 雑談 | comments(7) | trackbacks(0) |
カブキマン◇悪ふざけとヒロイズムの狭間。
「かぁぶぅきぃま〜ん、さぁーんじょ!」
カブキマン
1989年 アメリカ 105分


原題:Sgt. Kabukiman N.Y.P.D

スタッフ
監督: Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン
Michael Herz マイケル・ハーツ
製作: Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン
Michael Herz マイケル・ハーツ
製作総指揮: Masaya Nakamura 中村雅哉
Tetsu Fujimura 藤村哲哉
脚本: Lloyd Kaufman ロイド・カウフマン
Andrew Osborne アンドリュー・オズボーン
Geoffrey W. Sass ジェフリー・W・サス
撮影: Bob Williams ボブ・ウィリアムス
音楽: Bob Mithoff ボブ・ミソフ
字幕: 岡田荘平 オカダソウヘイ

キャスト(役名)
Rick Gianasi リック・ジアナシー (Harry_Griswald)
Susan Byun スーザン・バイアン (Lotus)
Bill Weeden ビル・ウィーディン (Reginald_Stuart)
Thomas Crnkovich  (Rembrandt)
Noble Lee Lester  (Captain_Bender)

ストーリー:
※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
日本人一家惨殺事件を追うニューヨーク市警の刑事、ハリー・グリスウォルド(リック・ジアナシー)が乗り込んだ先の劇場では今しも日本のアングラ歌舞伎役者、サトウによる芝居が演じられていて、そこで突如始まってしまった銃撃戦に巻き込まれたグリスウォルドは今際のきわのサトウから口移しに不思議な「カブキ・パワー」をさずけられる。残されたサトウの孫娘ロータス(スーザン・バイアン)は、大企業の経営者であり慈善家であるレジナルド・スチュワート(ビル・ウィーディン)に化けた悪霊イーブルワンの復活を防ぐのが彼の使命だと告げる。最初は相手にしなかったグリスウォルドだが、しだいに自分の身体がカブキマンの姿へと変化し、不思議な力を帯びるのを見て、ロータスと共に修行に励み、その力を正義のために使うことを決意する。しかしそんな中、スチュワートは悪霊復活の儀式の生け賛としてロータスを誘拐する。駆けつけたグリスウォルドはついに悪霊としての姿を現わしたスチュワートを前にカブキマンに変身し、イーブルワンを倒してロータスを救出する。

もっと詳しく知りたいあなたに:
キャラクターデザインを手がけたサトシ・キタハラ氏のHP


この『カブキマン』、いつか観ようと思っているうちにレンタル店から姿を消してしまったため、ぼくにとって永らく幻の映画になっていた1本だったが、このたびサンタパパさんからいただいたDVDにてめでたく鑑賞。ありがとうございました。


本作は、どうしてそういうことになったのか、ナムコとトロマとギャガが手を組んで製作された映画だ。江戸木純も絡んでいたらしい。
トロマを相手に選んだ時点でちゃんとした映画を作るつもりがないことは明らかなはずなのだが、上記キタハラ氏のHPによると、カブキマンの最初のデザインは「ふざけすぎている」という理由でリテイクを食らったそうだ。
「ふざけかたが足りない」というなら話はわかるが、こういう映画はふざけすぎるくらいがちょうどよいのである。関係者の中に腹の据わっていない人間がいたらしい。

で、出来上がった映画はどうだったかというと、これが見事にふざけていたから素晴らしい。さすがトロマといった感じである。
タイトルからしてこうだ。

タイトル画面。
ニューヨーク市警カブキマン刑事。


け、刑事だったのか。
そういえば確かにジャケットでは警察手帳をかざしているが、あれは冗談でああいう小道具を使っているのだと思っていた。
そうか、刑事か。
と心を落ち着かせてから本編に突入。


……カブキマンは刑事である。
が、いくら自由の国アメリカとはいえ、はじめからああいう風体の男が刑事として大手を振って活躍しているわけではない。
普通の刑事だった男・ハリーが、ある日カブキマンになってしまうのである。

1000年ごとに1度この世に蘇ろうとする魔王。
大企業の社長・レジナルドという表の顔を持つ彼を倒すために、先祖代々カブキパワーを受け継いできた歌舞伎役者のサトウ一族がいて、ハリーは偶然からその力を受け継いでしまう。

カブキパワー注入中。
偶然こうなる。


それ以来、犯人を追いながら日本語で
「トンマッレケサッツ、ダ!」(訳:止まれ警察だ
と叫んだり、履き物が下駄に変化したりと、徐々にカブキ化していくハリー。
自らの変化に否定的な彼だったが、同僚の女性刑事がレジナルドの手下に襲われるのを見て、ついにカブキマンに変身する。
「カァブゥキィマーン、サァ〜ン、ジョ!」
見得を切り、裏声でオペラを唄いながら颯爽と登場するカブキマン。
確かに結果的に傾いているが、関係ないものまでごっちゃになっている。

襲いかかるチンピラたちを、手からハシやらスシやら飛ばしてなぎ倒していくカブキマン。
おかげで女性刑事は守ることができたが、駆けつけた警察にカブキマンの姿のまま身分証明をしてしまったために、ハリーは署内で変人扱いされてしまう。
無理もないといえる。

悲劇はさらに続き、入院していた女性刑事は、レジナルドの部下レンブラントが化けたニセ医者によって暗殺されてしまう。
怒りに燃えたハリーはレンブラントのアジトに赴き、カブキマンに変身!
……したはずだったが、カブキパワーを操る修行が足りなかったため変身に失敗。カブキマンではなくピエロになってしまう。
ピエロの姿では当然弱く、逆に追い掛け回されるハリー。

ランランルー。
三輪車で逃走するヒーロー。


このスラップスティックな追いかけっこのシーンにはなぜかムダに力が入っていて、やたら長いわ小道具使いまくるわカークラッシュはあるわと見応えたっぷり。こっちが本筋であるかのような張り切りようで、嬉しそうな監督の顔がぼんやり浮かんでくるほどである。顔知らないけど。
本作に限らず、アメリカ映画ってピエロを扱うととたんに理性がなくなりがちになるような気がするのだが、国民感情的になにか強い思い入れがあるんだろうか。


それはともかく、失敗に懲りたハリーは、カブキパワーを我が物にするべく歌舞伎役者サトウの孫娘・ロータスに入門する。
逆立ちしたまま米粒を数えたり、俳句と称した謎の英語ポエムを読んだりといった修行の末、ついにカブキパワーを会得したハリー。
それでもトラックと正面衝突するとこんなことになってしまうわけだが。

カートゥーン的表現。
トム&ジェリーでおなじみの例のアレ。


新生カブキマンの活躍で町の悪は一掃されたが、魔王は復活の機会を諦めていなかった。
「龍が水晶の輪をくぐり、豹の背中に猿が乗り、虎が美女を食べるときに魔王は復活する」
という、無理難題とも言える予言を成就させれば、魔王としての真の力が得られるからだ。

龍が水晶の輪をくぐるというのは、千年に一度だけ訪れる惑星の運行のことであった。
豹と猿と虎を自前で用意したレジナルドは、ロータスをさらってきて虎に食わせようとするが、彼女は駆けつけたハリーに救われる。
それならばと潔く予定を変更し、自分の秘書を虎に食べさせるレジナルド。
すると、彼の体は見る見る恐ろしい姿に変化していくのだった。

股間から芋虫。
魔王の真の姿。


さっそくカブキマンに変身して立ち向かうハリー。
なんだかちゃんとした映画のような緊迫したシーンである。
魔王のパワーとカブキパワーがぶつかったそのとき大爆発が起こり、魔王は消滅。世界はカブキマンによって救われたのであった。


さて、意外とまともなラストに感心しつつ眺めていたエンドロール。
よく読むと
「PEOPLE WHO DID NOT ACT IN THIS MOVIE」(出演してなかった人たち)
と称して、トシロー・ミフネやらセッシュー・ハヤカワやら書いてあって笑った。
ちなみにここで流れる主題歌はカブキロックス。
もっともなチョイスである。


随所で出てくるデタラメな日本文化については、確信犯だろうからいちいち言及しないが、そのへんを割り引いてみても、全体的に意外と楽しめる映画である。
サイテー映画とほぼ同義で語られることの多いトロマ映画だが、『悪魔の毒々モンスター』にしろ本作にしろ、くだらないけれどつまらなくはないのであった。
【2005.01.21 Friday 21:13】 author : 猫パンチ | 映画 カ行 | comments(8) | trackbacks(3) |
中国超人インフラマン◇エッチな衣装とずるいヒーロー。
中国超人インフラマン
中国超人インフラマン
1975年・香港・84分


原題:中國超人 THE SUPER INFRAMAN

監督: ホア・シャン
製作: ラミー・ショウ
脚本: ニィ・クアン
撮影: ホーラン・シャン
 
出演
雷馬(レイ・マ):ダニー・リー(李修賢 リー・シュンシェン)
隊員:ブルース・リ
ソウ博士:ワン・シア
内容:(Amazon.co.jpより)
70年代、香港では日本の変身ヒーロー番組が大人気だった! その動かぬ証拠こそがショウ・ブラザースの『中国超人インフラマン』。特撮マニア感涙の伝説作がついに日本上陸。
地球征服を狙う氷河魔王が人類に宣戦布告。科学研究所のソウ所長の手で超人インフラマンに改造された隊員・雷馬(ダニー・リー)は、次々と襲い来る怪人たちを必殺技で迎え撃つ!
エッチな衣装の女ボスが君臨する秘密基地、悪の戦闘員・白骨幽霊団、巨大化する怪人、バイクに乗る主人公、イナズマン似のヒーロー…すべてが‘初めて見るとは思えない‘なつかしさ! 主演は『狼/男たちの挽歌・最終章』や『北京原人の逆襲』のダニー・リー。『五毒拳』のチャン・シェン、ブルース・リーのそっくりさんとしても活躍した小龍など、マニア泣かせのキャスティングもニクイ。‘香港カラー映画の父‘といわれた日本人カメラマン西本正の最後の仕事にして、のちに『マトリックス』にも参加したユエン・シアンジュンが武術指導を担当。(望月美寿)

【ストーリー】
地球に謎の電波と地震が多発し、科学研究所は対応に追われていた。そこへ氷河時代から地底に生息していた新地球人を名乗るプリンセス・エリジバブ(テリー・リウ)から、地球破滅の挑戦状が届く。リウ研究所所長(ワン・シア)は隊員のレイマ(ダニー・リー)を超人的パワーを持つインフラマンに改造して怪獣の襲撃に対抗しようとする。


敵の首領の名前、上記ではプリンセス・エリジバブとなっているが、資料によってかなりまりまち。DVDの字幕では氷河魔王女だし、ドラゴン・マムと表記してあるサイトもある。
日本であれば曽我町子が演じるとしっくりくるような役回りだが、名前はどうでもよく、問題は上にも書かれている「エッチな衣装」である。
実際に観てみると、首領よりも副官のほうがよりエッチな衣装を着ていた。
ではお楽しみください。

サービスカット。
エッチな衣装をエッチなアングルで。


いかがでしょうか。
男ってやあねぇというセクシャルハラスメントな感じが伝われば幸いである。


さて大畑晃一『世界トホホ映画劇場』(小学館)を読んだときから気になっていたんだが、『インフラマン』ってそもそもどういう意味なのか。
そう思って「infra」を辞書で引いてみた。

「下に」「…の内に」という意味だそうだ。
さらに用例として、以下のようなことが書いてあった。
infrahuman 人間以下の.

人以下なのか、これはいかん。
まさかそういう意味ではないと思うので、英語のわかる人、教えてください。


上記の内容紹介を読めば大まかな想像はつくと思うが、本作は、あらすじだけ読めばありふれたヒーロー物である。
しかし、あらすじに現れない部分。
実際に観なければわからない部分にこそ、この映画のキモがあるのだ。
重箱の隅をつつくとも言うが。
では実際につついていこう。


地球を我が物にしようと企む氷河魔王女は、まず幼稚園バスを襲ったあと地上に大地震を引き起こし、人類に宣戦布告する。
「地球はもらった。(中略)降伏しなければ、人類を一人残らず殺す」
といきなり無茶な要求を叩きつける彼女。
「地震など、私の力のほんの一部に過ぎぬ」
大きく出た魔王女だが、その後いかなるピンチにも地震を再び引き起こさなかったところを見ると、じつは精一杯だったのかもしれない。

いっぽう「科学研究所」というアバウトな名前の研究所では、ヅラの所長が対策に追われていた。
氷河魔王女の宣戦布告を受け、部下に命令を下す所長。
「データを集めて氷河魔王女を分析するんだ」
敵も無茶なら所長も無茶だが、こう命令されて本当に分析をやってのけてしまった所員には恐れ入る。集めたデータが見たい。

で、その分析によると、敵の氷河魔族は氷河期に地下に閉じ込められた人類ということだった。デーモン一族みたいなものといえる。
その彼らの根城・魔鬼山では、地下から怪人が続々とよみがえっていた。続々といっても7体だが。
「地球人を殺してぇ!」
とステキな台詞を叫ぶ怪人の中から2体が選ばれ、1体は研究所を襲撃、もう1体は所員の一人をさらって人質にしてしまう。

そのころ研究所では博士の手により、所員の一人レイ・マに改造手術が施されていた。
博士の開発した超人・インフラマンに生まれ変わらせるためである。
その方法は、体内に精密機器を埋め込んで、さらに特殊な動物ホルモンを注射、そこに七色の光線を浴びせるというものだ。
それはいいが、実際の手術風景はこうである。

外付け。
機械のっけただけ。


手術というより機械工作。
どう見ても設計図と全然違うものが出来上がりつつあるように思えるが、それでも無事に完成するインフラマン。
ウォーミングアップに手術室の備品を軽く破壊したあと、研究所を襲っていた植物怪人をあざやかに倒すのであった。
ちなみにとどめはスペシウム光線と同じポーズで放つ必殺技、その名も「超人ビーム」である。
単刀直入でよろしい。

続いて襲ってきたのはクモ怪人。
巨大化してインフラマンを苦しめるが、インフラマンも対抗して巨大化したため形勢逆転。発電所めがけて投げ飛ばされ(むろん発電所は大爆発)、人間大に戻って逃げようとしたところを、巨大なままのインフラマンにぶちゅっと踏みにじられて命を散らしたのであった。

ぷちっ
虫けらのごとく踏み殺されるクモ怪人。


『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』でもそうだったが、巨大なヒーローが人間大の悪人を殺すというのは、海外では別に卑怯なことじゃないのかもしれない。

なお、このエピソードあたりから、科学研究所の所員だったはずの人たちが防衛隊的な活躍を見せるようになる。
戦闘員や怪人たちとクンフーで渡り合ったりするわけだが、中でも活躍の目立つのが、間寛平によく似た一人の男だ。

♪じゃんがじゃんがじゃんがじゃじゃ〜ん♪
あいあいー、アンガールズで〜す


この写真ではアンガールズにも見えるが、彼の名はブルース・
無数に存在する「ブルース・リーに似ていないそっくりさん」の一人で、怪作『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリードラゴン』では、リーのクローン人間を演じていた。タイトルから伺える通り、この映画も相当すごいので、いつか紹介してみたい。


映画に話を戻すと、博士の娘をさらった氷河魔王女は、博士に一人でやってくるように要求を出す。
娘の命には代えられず、怪人や戦闘員に連れられて、悪のモーターボートで基地に連行される博士…って氷河魔族の基地はじゃなかったか。

悪のモーターボート。
魔改造されたモーターボート(へさきの部分が悪)。


とらわれた博士を救出するために、魔鬼山に総攻撃をかける研究所員たち。
迎え撃つ怪人や戦闘員との長い格闘シーンを経て、ようやくインフラマンに変身するレイ・マ。
魔鬼山の基地内で戦いを見守る博士に、氷河魔王女は得意げに解説を始める。
「インフラマンの超人ビームは太陽をエネルギーにしている。雲をおこして太陽をさえぎれば、超人ビームは使えまい!」
その言葉どおり、もくもくと雲をおこされて超人ビームを封印されてしまうインフラマン。
が、次の瞬間。

「超人キック!!」

どかーーーん。

ビームを封じたらキックが飛んできました。

超人キックの連発であっという間に片付けられてしまう怪人たち。

すごいやインフラマン(なげやり)。


残るは基地内の幹部との最終決戦だけなのだが、これ以降は、呆れるほどあっさりしたエンディングまであれよあれよの展開なので、興味のある人はここで読むより実際に観てお楽しみください。
ここまで書いてしまって「これ以降は」もなにもないわけだが。


最後にオマケ画像を2点ばかり紹介しておこう。

<インフラマン名場面集>


1:怪人たちに連行される際に博士が乗せられた、悪のモーターボート。
ズラが飛ばないか心配な博士。
「もっと詰めろよ!」 「お前が動けよ!」


非常に狭苦しいスリーショットである。
ぽかーんとした怪人の表情も捨てがたい味わいだ。


2:インフラマンの襲撃に備えて、守りを固めた魔鬼山。
万全の守り。
密集。


気持ちはわかるが、戦闘員いすぎである。
ショッカーみたいに見張りを2人ぐらいしか立てないよりはましだが。
【2005.01.21 Friday 14:46】 author : 猫パンチ | 映画 タ行 | comments(6) | trackbacks(4) |

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